DDD2解説 第2回「デッキ構築について」

DeckDeDungeon2 の新しい要素をお届けしていく記事、第2回は「デッキ構築について」です。DeckDeDungeon2(以後、DDD2)では、DeckDeDungeon1(以後、DDD1)やDeckDeFantasy(以後DDF)と同様の「デッキ構築型カードバトル」ですが、デッキ構築の考え方が全く旧作と異なります。

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初期デッキの構築

プレイヤーは、ダンジョンに10枚までの初期デッキを持ち込むことができます。このための所持カードは、一度手に入れたら何度でも使用でき、ダンジョンを攻略したりカードパックを購入する事で増やす事が出来ます。

カードは★~★★★★までの4段階のレアリティがあり、同じカードは1デッキに2枚まで入れられます。(★★★★は1枚だけ)

デッキにレアリティ制限はないので、10枚全てを

★★★★カードにすることも出来ます。(勿論、それが強いかどうかは別の問題ですが)


ダンジョンでの追加カードのピック

ダンジョンでは、敵を1体撃破するごとに1フロア進行し、1枚のカードを獲得します。手に入れられるカードは、5枚から1枚を選択します。(今回も、「取得しない」という選択はできません) 今作では、山札の一番下ではなく、捨て札に置かれる点も変更されています。

ダンジョンは必ず20フロアからなり、10フロアごとにボスが出現します。また、道中ではエリートモンスター(強化されたザコ敵)が出現する事もあります。より強い敵ほど、高いレアリティのカードを落としやすくなります。初期で10枚、各フロアでカードを1枚ずつ手に入れるので、20Fのボスと戦う時には、デッキ総枚数は最大29枚になります。(破棄していなければ)

これまでの作品に比べてフロア数は大幅に減る事になりますが、1プレイのスパンを短くし、また敵1体1体の密度を上げる方向に調整しています。

そして、どのカードが出現するかは、ダンジョンごとに異なります。ダンジョン挑戦開始時、ダンジョンによって固定のカードが抽選対象カードに選ばれます。そして、一部のランダムなカードも抽選対象カードに選ばれます。最後に、プレイヤーが持ち込んだ初期デッキが抽選対象カードに選ばれます。

当然、持ち込んだカードはダンジョンで手に入れる機会が多くなります。道中のザコ敵から得られる低レアリティのカードが、デッキと相性の悪いカードばかりになってしまう事を避けるために、低レアリティのカードを多めにデッキに入れる事も選択肢のひとつです。


デッキ圧縮のメリット、デメリット

前作までは、破棄によるデッキ圧縮はデッキの出力を安定させる上で常に有用な手段でした。DDD2では、デッキ圧縮にはメリットとデメリットがあります。

メリットは当然、毎ターン手札に来るカードを意図的に操作し、同じ手を繰り返す事が可能です。

デメリットは、「山札がすぐ枯渇する」問題です。第1回で説明した通り、山札がなくなった状態で追加でカードを引くには、一度ターンを終了して捨て札をシャッフルさせないといけないシステムにより、デッキ枚数が少ないデッキは、1ターンに使えるカード枚数が少なくなってしまいます。

デッキ総枚数が多ければ、「消費PPを抑える+カードを引く」効果のコンボで、うまくすればデッキ内の全カードを1ターンのうちにプレイする事も可能ですが、デッキ総枚数が少なければ、その総火力は圧縮しないデッキに劣ります。

また、枚数が少ない場合には「山札が枯渇するタイミングが頻繁に訪れる」ため、手札が5枚に達せず選択の幅が狭まる状況が発生しやすく、圧縮デッキは総じてプレイングが難しいデッキになると言えます。


新しいデッキ構築について、簡単に紹介していきました。

次回のブログ更新は、11/12(木)「コンボについて」を特集する予定です。

今回は「どうやってデッキを組むか」に焦点を当てましたが、次回は「何を軸にデッキを組むか」に焦点を当てていきます。

お楽しみに!

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