ゲームデザイン案「ハイドインアーカム」

人狼やゲームバランスに心得のある方は問題点ないか評価してもらえたら嬉しいです。ハイドインアーカムは4人プレイの人狼クローンゲーム(嘘つき発見ゲーム)です。インターネット上のプレイを前提にしています。

プレイヤーは麻雀のように向き合って座り、アーミテッジ博士、ウィレット医師、エイクリー氏、ランドルフ・カーターといったラブクラフト作品に登場する人物に扮します。

10枚あるカードをシャッフルし、1人につき2枚全員に配ります。残り2枚は誰にも見れないように中央に伏せます。

各プレイヤーは、自分の手札2枚と、両隣りにいるプレイヤーの自分側のカード1枚だけをそれぞれ見ることができます。(つまり、合計4枚のカードの内訳を見ることができます)

これらのカードの中には、1枚「ミ=ゴ」カードが含まれています。このカードを持つプレイヤーは、邪悪な勢力に属する存在であり、通常の人間プレイヤーはミ=ゴであるプレイヤーを見つけ出し、精神病院に送らなければなりません。
カードの内訳をもとに、各プレイヤーは真のミ=ゴを発見し追放しなければならず、そのための議論を行います。(約5分)

時間経過後、誰を精神病院に入れるべきかを投票します。(自分以外で)

最も票を集めたプレイヤーが精神病院に入れられます。同票が2人いれば両方入れますが、全員1票ずつなら誰も精神病院に入れません。

このとき、1人でもミ=ゴを精神病院に入れられれば、人間プレイヤーの勝利です。1人も入れられなければミ=ゴ側プレイヤーの勝利です。

ただし、「ニャルラトホテプ」カードを持つプレイヤーを精神病院に入れてはいけません。彼以外のプレイヤーは全員敗北となり、強制的にニャルラトホテププレイヤーの独り勝ちになります。

【カード一覧】

ミ=ゴ 1枚: このカードを持つプレイヤーは、ミ=ゴ側のプレイヤーになります。

脳手術 1枚: このカードを持つ側にいるプレイヤーは、ミ=ゴ側のプレイヤーになります。持っている本人はミ=ゴ側にはなりません。

酔っ払い 1枚: このカードがある側のプレイヤーの手札を見ることができません。

ニャルラトホテプ 1枚: このカードを持つプレイヤーは、精神病院に入れられることでのみ勝利します。ミ=ゴでもある場合、ミ=ゴの勝利条件は無視します。

墓暴き 1枚:このカードを持つプレイヤーは、場に伏せられた2枚の内訳を確認できます。

猟犬 1枚:このカード側のプレイヤーの手札を2枚とも確認できます。

魔術師 1枚:このカードを持つプレイヤーは、ニャルラトホテプの勝利時にのみ、一緒に勝利できます。ニャルラトホテプが場にいない場合、ミ=ゴが勝利時に一緒に勝利します。自分だけ精神病院に入れられても勝利できません。ミ=ゴでもある場合でもニャルラトホテプが場に存在すればミ=ゴとしての勝利条件は無視します。

一般人 3枚:特殊効果なし

ワンナイト人狼とほぼ同じゲームの流れですが、以下のような要素を意識しています。

・各プレイヤーの持つ情報量を全体的に広げて、役職者にとらわれず全員が自分の判断材料を持てる状況を作る。

・誰がミ=ゴか、の情報を必ず最低でも誰か一人が得てしまうことで、潜伏できず積極的に場が動く状況を作る。

・ニャルラトホテプ・魔術師の存在で、推理で情報を完全に確定しづらくする。

・「闇に囁くもの」「インスマウスの影」などの原作的な雰囲気を楽しめる要素を盛り込む。

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