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今回は、2022年秋リリース予定のBuriedbornes2で導入される新システムの一部をご紹介いたします。
プレイヤーの選択肢
Buriedbornesのゲームプレイは「2択の部屋移動」「5スキルからの行動選択」というシンプルな仕組みで成り立っています。
Buriedbornes2もこの原則は変わりありません。
操作はシンプルですが、「移動先の選択」「使用するスキルの組み合わせ」には多くの要素が絡み合い、選択肢の複雑さを生み出します。
敵と交互にスキルを使用するターン制も同様です。
スキル使用回数
Buriedbornesは劇的な効果を持つスキルや能力によるコンボ・ビルド構築が魅力のひとつでした。
一方で、そうした要素がゲームバランスに著しい不均衡をもたらしていた事も事実です。
Buriedbornes2では、スキルに使用回数が導入されます。
使用回数は「キャンプ」のある部屋に移動することでのみ回復できます。それ以外の回復手段は存在しません。(使用回数消費を回避する効果はあります)
所持している全てのスキルの使用回数が0になった場合、仮にHPが残っていても敗北扱いになってしまいます。
強力なスキルは使用回数上限も少ないため、使い所を考える必要があります。
瞬間的には前作のような劇的な出力を持つコンボも登場しますが、そうしたものほど使用回数消費は激しくなり、継続・維持するためのアプローチも同時に必要になります。
ダンジョンの難易度によっても使用回数によるプレイ感は大きく変動します。
低難度ダンジョンではキャンプの出現頻度やペナルティの少なさから、ほとんど使用回数に悩まされることなく、これまでのようなほぼ無限コンボに近い戦法も実現可能です。
一方、高難度ダンジョンでは使用回数回復への制限が増し、同様のプレイが難しくなります。
スキルルーンとルーンリンク
Buriedbornes2の目玉となる新システムが「スキルルーン」です。
スキルは5枠ありますが、同じスキルを複数所持することが可能です。
スキルに付与されたルーンは様々な補助効果をもたらします。
このとき、同一スキルを複数持っているとき、全ての同スキルは、全てのルーン効果が付与された状態になります。
例)
スラッシュ(竜)とスラッシュ(隼)を同時に所持しているとき、この2つのスラッシュはいずれも、(竜)と(隼)のスキル強化効果を得ます。
この仕組みをルーンリンクと呼び、ルーンリンクを組み合わせることで、自分だけの強力なスキルをデザインすることが可能です。
自動使用・自動発動
Buriedbornes2では新たなギミックとして「自動使用」「自動発動」が導入されます。
- 「自動使用」=条件を満たしたとき、そのスキルを即座に使用する。主にスキルルーンによって付与される。自動使用化したスキルは原則、直接使用ができなくなる。クールダウン・使用回数を参照し、クールダウン中だったり使用回数が0だと使用できない。
- 「自動発動」=条件を満たしたとき、そのスキルを即座に発動する。主に伝説の武具の効果で付与される。自動発動は所持しているスキルのクールダウン・使用回数を参照しないため何度でも発動できるが、対象となるスキルが能力に寄って指定されている。所持しているスキルのルーン効果が適用される。
ルーンシステムと組み合わせることで、「自動使用」「自動発動」は多種多様なビルドを実現します。
- 例1)
5スキル全てを同じ攻撃スキルにし、ルーンで威力や性能を強化。うち1枠は自動使用ルーンをセットすることで、直接使用できるスキルが一切なくなる代わりに、条件を満たすたび即座に5発強化されたスキルを撃つようになる。 - 例2)
直接攻撃スキルを使用するたびに「ガード (そのターンだけ被ダメージ50%軽減)」を自動発動する伝説の武具を装備し、同時に「ガード」をスキル枠に装備+ルーンで性能を強化することで、直接攻撃スキルを使用するたびに強化されたガードが発動する。
「自動使用」には使用回数・クールダウンの制限があり、「自動発動」には対象とするスキルや発動条件の制限があるため、強力な組み合わせは同時にビルド構築や運用の難しさが伴います。(例えば上述の例1は、次のキャンプに着く前に使用回数切れを起こしたり、発動後クールダウン中は何もできないなどのデメリットがあります)
しかし、上手く活用すれば、攻防両面で通常のスキル使用では得られないようなパフォーマンスを得られるでしょう。
Buriedbornes1では特定の能力の組み合わせにおいてのみ得られたような劇的なパフォーマンスを、Buriedbornes2ではプレイヤーが自分なりの組み合わせで見つけ出せることを目標としています。
新しいスタンとスキル状態変化
Buriedbornesでは、「状態変化」はキャラクターのものでした。
Buriedbornes2では、キャラクターだけでなく、スキルそれぞれが「状態変化」を持ちます。
特定のスキルを強化したり、使用することでダメージを受けてしまう「罠」を敵のスキルに付与するなど、様々な状態変化が登場します。
「スタン」は状態として機能し、一度スタン状態になったスキルは再使用可能になるまでは次のスタンを受けなくなります。
新しい魔石
Buriedbornes2では通貨システムが大きく刷新されますが、最も大きな変更を受けるのは「魔石」です。
魔石はキャラクター固有の通貨となり、冒険終了時に失われるリソースになります。
魔石は以下の目的に使用できます。
- 装備品のリロール
- スキルのリロール
- ルーンのリロール
- 装備パーツのクラフト
- スキルクラフト
- ルーンクラフト
- 屍体改造
敵を撃破することで魔石が手に入りますが、より強力な敵(エリートモンスターや征伐など)に挑むほど、魔石も多く手に入り、さらにキャラクター強化が可能になります。
深層に挑むために強力なキャラクタービルドを構築していくには、ハイリスクを選ぶことが求められます。また、ビルド完成形に至る前に十分な魔石を揃えるまでを攻略する「育成ビルド」の価値がこれまで以上に高まります。
装備クラフト
Buriedbornes2では、「装備パーツ」システムが導入されます。
装備パーツはキャラクターが所持できる装備強化アイテムで、冒険終了まで保持されます。
装備品は最大5スロットの能力を持ちますが、新たに手に入れた装備品に空きスロットがあった場合、その空きスロットにパーツをつけることができます。
魔石が余っていれば、所持レシピにある能力のパーツをその場でクラフトし、装備品に付与することが可能です。
一度クラフトしたパーツは永続するため、装備品交換時には新たな装備に対しても付与が可能です。
冒険中、征伐などのハイリスクな敵を撃破することで、伝説の武具に見られるような強力な固有効果の装備パーツがドロップすることもあります。
魔の契約と屍体改造
魔の契約は全く異なる新しいアイテムに生まれ変わります。
魔の契約は、一言で言えば「買い物リスト」になります。
「魔石を使ってクラフトできるレシピ」を持つアイテムです。
冒険開始時にはキャラクターに対して5つの魔の契約を装備可能です。
それぞれの魔の契約は、最大で5種類のレシピを持ちます。
魔の契約は種類に応じてそれぞれ保持しているクラフトレシピが異なります。
- クラフト可能な装備パーツ
- クラフト可能なスキル
- クラフト可能なルーン
- クラフト可能な屍体改造
魔の契約の組み合わせによって、魔石を何に消費するか、育成の方針を作ることが可能です。(勿論、魔の契約がなくても、リロールで運任せに育成することが可能です)
「屍体改造」は、装備に依存しない永続能力としてキャラクターに付与できる能力枠です。
装備交換や装備破壊を受けても変化せずに保持可能なため、ビルドの根幹になる能力を保持する枠に適しています。
また、屍体改造は後述する獲得ラボパーツにも影響を与えます。例えば攻撃能力を屍体改造で付与すれば、クリア後獲得できるラボパーツも攻撃系で強力なラボパーツが出やすくなる、などの変化があります。
ラボパーツ
ラボパーツは、「5つの任意の能力を付与できるアイテム枠」としての機能は前作と同様です。
「パーツスロットの種類」「入手方法」が、新たにデザインされています。
パーツスロット
頭部パーツ1種類、腕部パーツ2種類、脚部パーツ2種類のスロットが用意され、対応したパーツが装備可能です。
頭部は補助効果、腕部は攻撃系、脚部は防御系の能力が主に割り当てられています。「脚部用の攻撃系パーツ」などの例外も登場しますが、レアリティが高めです。
入手手段「屍体の解体」
冒険を終えた屍体は、朽ちて使い物にならなくなります。
しかし、その一部は再利用が可能かもしれません。
頭か、腕か、脚か…
選んだひとつだけを、地上に持ち帰りましょう。
使用した屍体がより強力であるほど、より強力なパーツとして再利用可能でしょう。
そのパーツを使った次の屍体からは、さらに強力なパーツを採集可能になるでしょう。
こうして、使い捨てた屍体を切り繋いでいくことで、パーツはより強力なものに育っていきます。
2022年春頃にはベータテストを開催予定です。
それまでに、段階的にBuriedbornes2のゲームについて紹介していく予定です。
詳細やアウトゲームの仕様、スクリーンショットなど、明かせない情報は多いですが、Buriedbornes2がどんなゲームになるか、色々と予想していただけたら幸いです。
これからもNussygameとBuriedbornesシリーズをよろしくお願いいたします。