これは、ヴァーシガルトの主要な地域名を書き入れた世界地図である。
シュニーブルグ
降臨歴313年、シュニーブルグ以北の「北方非可住圏」にコボルト・ゴブリン・リザードマンといった亜人たちが追いやられた。
人類は亜人種をこの北方に押し込めるためにシュニーブルグ砦を建造し、以後およそ1700年に渡って防衛し続けた。
このため、シュニーブルグは「北方守護の要」と呼ばれ、魔法で身体能力を強化した「北の戦士」達が国境線を守り続けている。
ブラストフォート城塞
トラエ・ラウニ・ソルデの3大国が覇権を巡って争った要衝。
降臨歴1346年に建立された。
ブラストフォート山脈を通過して他2国に攻め込むには、ブラストフォート城塞は兵站の関係で必ず手中に収める必要があった。
予言の日以後は、各ユニオンがこの地で確保できる資源を巡って奪い合っている。
シャイネナウエ
湖上城が世界的に有名な国。
宮殿を擁する貴族街と、湖対岸の鉱山街の2地区から成る。
日没後、鉱山街の街灯が湖面に照らされて、星空のように瞬く様子が湖上城テラスから一望できる。
その美しさを一目見ようと、世界中の貴賓が訪れた。
予言の日、屍者の軍勢によって滅亡した。
ンリマ・ニヨタ
はるか昔に降り注いだ星の衝撃によってできたクレーターが、現在のンリマ・ニヨタを形作った。
西国から離れたこの大陸では、独自の文化が育まれている。
精霊と寄り添い生きるンリマ・ニヨタの人々は、様々な種類の魔法を生得している。
険しい山脈を掘り返せば、かつてこの地に降り注いだものと見られる鉱石や宝石が見つかるだろう。
東国
西国諸国は、ンリマ・ニヨタ以東に浮かぶこの小さな島全体を指して「東国」と呼んだ。
実際にはこの島では、予言の日以後も覇権を巡った群雄割拠の只中であり、生者と屍者が入り乱れた戦争が続いている。
為政者は支配権に固執し、民はそのしわ寄せを受けて困窮し、生存者こそ西国よりも多いものの、状況はより過酷である。
この他にも、ヴァーシガルトには大小様々な国家や地域・町村が存在し、冒険の過程でそこで住む人々の様子を垣間見ることもできるだろう。
もっとも、屍者の軍勢との戦いに明け暮れるあなたにとって、それらは実用性のない、役に立たない情報かもしれない。