ボードゲーム案「エルドリッチパーティ」

ゲーム名: エルドリッチ・パーティ(Eldrich Party)

(元々人狼系ゲームで考えていたタイトル「ハイドインアーカム」が元だが、バランスの問題等あってカードゲームに組み直し)

ゲーム人数: 2~8人

使用コンポーネント: カードのみ、全32枚、プレイヤー1人につき4枚使用

プレイ時間: 1プレイは4人で5分程度

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ゲームのストーリー:

怪奇蠢く1920年代アーカム郊外。

恐るべき怪異に抗う事を目的に集った身分も立場も異なる一同は、怪異を駆逐するために情報交換しようと古い邸宅に集まっていた。

しかし、正体不明の密告者により、事態は急変する。

「この中に、闇に堕ちた人間がいる」

闇に飲まれ怪異に与する者を追い詰め、人間は勝利を掴む事が出来るのか?それとも、怪異となって密約を交わした者と結託し脆弱な人類を蹂躙するか?

誰が敵で誰が味方かわからない、闇のパーティが始まる。


ゲームのコンセプト:

「人間」陣営と「怪異」陣営の間で揺らぎながら、「勝ち残れる陣営」に属して勝つ事を目指すカードゲーム。

手札にあるカードはポイントを持つが、一部のカードの有無によって、プレイヤーは「人間」と「怪異」のどちらの陣営に属するかが変化する。ゲーム終了時に各プレイヤーは自分のスコアを確認し、自陣営のスコアに加算する。陣営スコアが勝っていれば、プレイヤーは勝利し、スコアを自分のものに出来る。負けた陣営は、0点。全員が同一陣営なら、全員で勝利する事も可能。

任意の回数をプレイして、最高得点を競う。

陣営を宣言して隣の人と組んだり、ブラフをかけたり、対立陣営を攻撃する等の複雑な読み合いが楽しめる。「最後まで陣営が決定しない」ため、勝敗は最後まで決さない。


ゲームの流れ:

カードを全員に2枚配って、ランダムなプレイヤーからスタート。(2回目以降は、最高得点者から)

プレイヤーは、自分の手番で以下のステップを行う。

  • ドローフェイズ:
    カードを1枚引く。
    • それがアクションカードなら、アクションを発動しても良い。
  • 受渡しフェイズ:
    手札から、1枚を次順の人に渡す。
    • 受け取ったプレイヤーは、それがアクションカードなら、アクションを発動しても良い。

山札がなくなるまで繰り返し、山札最後のカードを引いたプレイヤーが次順の人にカードを渡したらゲーム終了、結果判定に移る。

その時点で、各プレイヤーは自分がどの陣営に属するかと、その陣営に加算するスコアを申告する。

合計スコアが勝った陣営が勝利し、その陣営のプレイヤーは、それぞれ自分が得たスコア分を得る。


カードの種類:

カードは基本的に、以下の4種類に分類される。例示したものは一部のサンプル。

  • 陣営カード
    陣営カードは、それを持っている事でプレイヤーの陣営を変更するカード。紫枠で表現される。
    • 混血の遺伝子
      • 手札の「怪異」得点が「人間」得点よりも多くなるなら、あなたは「怪異」陣営になる。
    • 脳外科手術
      • あなたは「怪異」陣営になる。

    • 黒衣の巡礼者
      • あなたは「怪異」陣営になる。 このカードは受渡しフェイズに渡せない。

    • 彼方からの呼び声
      • あなたの次順の人が「怪異」陣営だったなら、あなたも

        「怪異」陣営にある。

    • エルダーサイン
      • 他の陣営カードの効果を無視し、

        あなたは「人間」陣営に戻る。

  • 得点カード
    カードによって、どちらかの陣営、あるいは両方の陣営の得点になるカード。自陣営でない陣営へのスコアは、結果計算の時には無視される。黄枠で表現される。
    • 散弾銃
      • 「人間」陣営に+3スコア
    • 奇怪な像
      • 「人間」陣営に+1スコア、「怪異」陣営に+3スコア
    • 邪悪な儀式
      • 「怪異」陣営に+5スコア

    • 警察の掌握
      • カード所持者の陣営に+5スコア
  • アクションカード
    アクションカードは、「ドローフェイズに手札に引いた時」あるいは「受渡しフェイズに他プレイヤーから渡された時」に、全員に開示して効果を得る事が出来るカード。開示しない事を選んでも良い。アクションの効果によって渡された時には、アクション発動はできない。青枠で表現される。
    • 垣間見たもの
      • 次順のプレイヤーの手札を見る。
    • 古図書館
      • 自分だけ、山札を上から3枚見る。
    • 闇市場
      • 任意のプレイヤーを一人選択する。あなたは手札から好きなカードを1枚相手に渡し、相手も同じように1枚をあなたに渡す。
    • 闇を照らす光
      • カード1枚、裏向きに捨て、その後カードを1枚引く。
    • 突然の大嵐
      • 全プレイヤーは、次順プレイヤーにすべての手札を渡す。
  • 障害カード
    所持プレイヤーに不利益を被らせるカード。このカードだけは、「受渡しフェイズ」に他プレイヤーに渡せない。(アクションカードの効果で捨てたり渡したりする事は可能) また、引いた時か渡された時に他プレイヤー全員に開示し、以後表向きに持つ。手元に置いても良い。(開示していなかった事が結果判定時にわかった場合、得点0とする) 赤枠で表現される。
    • 警察の監視
      • このカードを持っている間、ドローフェイズに引いたカードを全員に開示する。
    • 疑心暗鬼
      • このカードを持っている間、受渡しフェイズにカードを受け取らない。

カードの枚数:

「陣営」カード:人数分

「得点」カード:人数分×2

アクション+障害:人数分

これで山札を作る。(4人プレイなら山札は16枚)

各プレイヤーのターン2巡でゲームは終了となる。

手札はターンが進むごとに増え、最終的に全員手札が4枚になる。(一時的に5枚になるプレイヤーもいるし、捨てる効果が途中で発動すれば4枚に達しない人も出てくる)

スムーズに進行すれば、4人なら5分程度で終わる。


人数について:

ゲームのコンセプト上3人以上で遊ぶ事が望ましいが、一応2人でもプレイ可能。二人のうちいずれかが「怪異」陣営に属する事になるので、得点対決する形になるが、アクションの活用で


戦略:

「どのカードを流すか」がゲームプレイの基礎となる。

「自陣営にとって要らないカード」は、「相手陣営にとって要るカード」であり、またどちらの陣営に回る事になるのか、手札の状況次第で取るべき戦略が全く異なる。どちらの陣営につくかの判断も必要で、複数陣営カードを持ったなら自陣営に引き入れるために陣営カードを流す事も。

逆に前順から陣営カードが流されてくる事もあり、最後のターンまで唐突に陣営が変わってしまうリスクが存在する。そして、陣営を乗り換える選択肢も最後まで残る。


さいごに

しょっちゅうネタを思いつくのでボドゲ案をこうして投稿する機会多いけど、全然実物を作る機会がない。

ゲームマーケットとか興味あるし、作ってみたいなぁ。

イラストも描けないしデザインも出来ないのと、印刷とかどうすりゃいいのかわからんから腰が重い(´・ω・`)

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