バックナンバー
2023年6月の開発状況
B100X v2.1.0開発
2023年秋頃にリリース予定のv2.1.0に着手しておりました。
コンテンツ開発はほぼ全て完了していますが、技術的な問題に直面して、その内容がBuriedbornes2リリースにも影響するものであることから、開発作業が長引いております。
v2.1.0では、新ゲームモード「往日の約束」「おしゃれ道場」を追加予定です。
お楽しみに!
2023年7月の開発予定
B100X v2.1.0開発
上述の技術課題の解決のため、およそ2週間ほどは開発工数をB100Xに充てる予定です。
Buriedbornes2 開発
B100Xの作業が落ち着き次第、Buriedbornes2開発に戻る予定です。
Buriedbornes2 新情報
前回に引き続き、Buriedbornes2(以下BB2)の新システムの一部をご紹介させていただきます。
オルトモード
一部のスキルは、オルトモードへの切替を行うことで全く異なる効果を発揮するようになります。
実例として、スキル「ヘブンズスピア」を紹介します。
「ヘブンズスピア」は、通常時には筋力または信仰パラメータ依存で魔法ダメージを与える攻撃スキルです。
また、回復力(自身のHP回復量が増える能力)を得ていると、その効果量に応じても威力を強化可能です。(例えば、回復力+50%が付与されていると、ヘブンズスピアの威力は2.0→3.0倍にパワーアップします)
ブレイブが最大値までたまってバーストモードになると、このスキルは「ヘブンズマイト」に変化します。
「ヘブンズマイト」は、使用することでこのスキル自体をオルトモードに切り替えるだけの効果を持つようになり、それ以外の効果を発生させなくなります。
オルトモード時、このスキルは所持者に常時「天罰」を付与するパッシブスキルに変化します。
このスキルを再度直接使用することで通常の「ヘブンズスピア」に戻すこともできます。
「天罰」は「HP回復時に同量ダメージを敵に与える」という、前作で言うところの「てんしのぐんたい」と同等の効果を発揮します。(+100%なら、確実に発動)
プレイヤーはこのスキルを、「直接攻撃手段として使う」か「天罰常時発動のために使う」か、運用を考えて選ぶことができます。
BB2では、オルトモードにより複雑な使用方法が求められるスキルが登場します。
スキルルーン
BB2では、スキルルーンが登場します。
このシステムは前作における「スキルへんよう」に相当するもので、スキルの効果を変化させる強化要素です。
ルーンを発見したときには、任意のスキルにそのルーンを付与することができます。
威力が強くなるシンプルなルーンもあれば、スキルの使い方そのものが変わってしまう特殊なルーンもあります。
1スキルには最大で5つまでルーンを付与でき、最終的には5スキル各5ルーンをセットした状態が可能です。
自動使用
ルーンの効果によって、スキルを自動的に使用することができます。
条件を満たすたびに自動使用が可能で、この自動使用によってはターン消費しません。
スキルには本来、2つの制約があります。
- クールダウン
- 一度使用したスキルは、再使用まで数ターン待たないといけないものがあります。
- 使用回数
- 各スキルは残数とその消費数を持っており、使用するごとに使用回数が減少します。回数はキャンプでのみ回復可能です。
ルーンや各種能力によって所持しているスキルを自動使用した場合、クールダウン・使用回数消費がそれぞれ1になります。
つまり、自動使用を介することで、より多く、高頻度で、そのスキルを使用できるようになります。
自動使用を上手に活用することで、ビルドの継戦能力と瞬発力の両立が可能になります。
自動発動
BB2において、自動使用と自動発動は別の能力として用意されています。
自動発動は、特定の条件下で特定スキルを発動させる能力です。
自動使用との違いは、「スキル5枠内に所持していないスキルでも使用できる」点です。
所持していないスキルを参照する以上、クールダウンや使用回数の制限を受けることなく発動が可能で、条件によっては1ターンに複数回発動させることも可能になります。
一方で、発動されるスキルにルーン効果は付与されないというデメリットもあります。(仮に同スキルを所持していても適用されません)
キャラクター自身が「全スキルにルーンXXの効果を付与する」などの能力を保持している場合は、自動発動されるスキルにも適用されるため、併用が望ましいでしょう。
ルーンの活用方法
ここでは、スキル「経絡経穴」を使ったケースを紹介します。
このスキルは、通常時には自身の状態異常を治療し、バースト時には敵に爆発を付与する攻撃スキルに変化します。(世紀末の覇権を巡る戦いにふさわしいスキルですね)
バースト時の効果は強力ですが、状態異常対策としてこのスキルを採用したいキャラクターにとっては、バースト時に治療手段が使用できなくなることは避けたいはずです。
このとき、ルーン「静」を付与することで、スキルが「バースト状態にならなくなる」効果によっていつでも通常時の治療効果を発揮できるようになります。
さらに、ルーン「蠍」を付与して状態異常を受けるたびに自動使用するようになれば、直接使用しなくても状態異常を即座に治療するコンボが完成します。(しかも、自動使用なら毎ターン発動可能です)
さらに、使用回数を増やすルーンをつけたり、スタン(強制的にスキルにCDを付与する効果)を回避するルーンをつけたりすることで、さらに安定した治療手段として活用できるでしょう。
このように、5つのスキル・そしてそれに付与する5つのルーンが、BB2におけるバトルのコアになるビルド要素になります。
どのスキル・ルーンをピックしていくか、冒険ごとに異なる構築や新しい発見が楽しむことができるでしょう。
そして、その組合せ次第では、前作の強力な固有効果に比肩するゲームブレイカーのような威力を発揮できるようになります。
屍体改造
冒険中にキャラクターがレベルアップすると、1レベルにつき1改造ポイントが付与されます。
この改造ポイントは、キャンプのある部屋で「屍体改造」に使用することができます。
1ポイントごとに、ランダムな5つの能力から選んだ能力を獲得できます。
能力を取得するごとに獲得能力候補は更新されますが、中長期でのビルド構築を見越して「ポイントを温存し、次のキャンプで取得する」ことも可能です。
まれに、ビルドを変化させるようなレア能力が抽選されることもあります。
また、一度取得した能力は再抽選されやすくなっていきます。
メモリー
BB2では、ストーリーテリングのために新しいアプローチを用意しています。
冒険中にプレイヤーが入手できる”メモリー”を地上に持ち帰ることで、その”メモリー”を閲覧することができるようになります。
“メモリー”とはつまり、そこで生きて、そして死んだ者の亡骸の一部ということです。
戦闘能力を持たない屍体であっても、Buriedbornesの術をその亡骸に使えば、死者の記憶を覗くことができます。
人類と古代の覇王の戦争がもたらすもの、戦火の中で必死に生きようともがく人々、戦いに身を投じる者、あるいはより古い時代の歴史など、”メモリー”から知ることができる過去は多種多様です。
“メモリー”は前作におけるゲーム外コンテンツ”ショートストーリー”に代わるコンテンツで、どの言語のユーザにもBuriedbornes世界のストーリーを楽しんでいただくことを目的としています。
来月の開発者レターでは、Buriedbornes2の「災厄」「クエスト」「サブダンジョン」「ゴールドシャード商品」について紹介させていただきます。
また、この他にもBuriedbornes2について「この点はどうなるのか?」など気になる点がありましたら、お気軽にご質問くださいませ。可能な限り、こうした記事などでご説明させていただきます。